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EXHIBITION

And alas,manytimes over!
ああ!ああ!ああたくさんのああ!
小玉智輝
9月5日(土)-10月4日(日)
OPEN 11:00~20:00
【9/5および毎週日曜日は11:00~16:00】
休廊日9/21(月)~23(水)



3台のモニターから映し出される内臓が呼応するように、その場限りの 唾液と嗚咽は今日も溢れている。内視鏡室の窓から見える彼岸花は毎年 一本ずつ増えていたのに去年は一本も生えてはこなかった。私は窓をみ るのをやめた。 誰が太陽をみるのだろう。 想像する真っ白な病院はいつだって思っているより白くはない。錠剤の ような白さとはかけ離れた、赤いシミや黒ずみを目立たせるだけの虚し い白。そんな場所に通ってもう4年経った。 今回の展示は、内視鏡室から着想を得て制作した。 内視鏡でのアルバイトは非常に淡々とした仕事だ。検査が終わると、医 師からカメラを受け取り、洗浄液を流し込み、ブラシを通し、洗浄機に 入れる。使い終わったガスコン水(胃の中の泡を取る水)を交換、患者が 休むための6台のベッドの片づけなどを繰り返す。 火曜日にはPEG(内視鏡でおなかから胃に小さな口を作り栄養を入れる 方法)の増設が行われる。医師が患者の腹に穴を開ける時、私はいつも 思い出すことがある。 それは小学生の頃、家の隣にある林で穴を掘っていた時のことだった。 その場所は地域のこども会の肝試しのルートになっていて(ヒトダマが 出るらしい)普段は誰も近づかない場所だった。掘ると縄文土器の破片 やヤジリなどがよく見つかる。私はそれらを採集しては、家や学校に持 ち帰って家族やクラスメイトに見せていた。父は私が土器を持ち帰るこ とを非常に嫌がり、なんだか怖がっているようだった。「すぐに返して きなさい」と言われ、今まで集めていた土器の破片たちは結局林に戻す ことになってしまった。 数年後、その場所の木は全て伐採され、地中からは6体の白骨遺体が見 つかった。私は思う。出会うことのなかった骨から、それを包んでいた 肉体を、そのさらに内側にあった内臓を。
小玉智輝
1998年生まれ。現在は神奈川県川崎市を拠点に制作。
<個展>
2022 「元気ですか」Box Gallery、東京
2021 「息」美岳画廊、東京
2020 「楽園」トタン、東京
「LOVE DX」美岳画廊、東京
「いつも僕がそばにいるよ」WISH LESS gallery、東京
2019 「LOVE LOVE LOVE」Cafe & Gallery Patina、東京
2017 「智輝、ハンカチティッシュ持ってきました。元気です。」野方の空白、東京
<グループ展>
2022 「ブルーピリオド展~アートって、才能か?~」寺田倉庫G1ビル、東京
2021 「Eternal Memories」COHJU contemporary art、京都
2020 「ピッコリーノ展」美岳画廊 、東京
「サモン」渋谷ヒカリエ 8/COURT、東京
2018 「5回目のゲルゲル祭」パープルームプーポンポン、神奈川
2017 「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画」ワタリウム美術館、東京
「パープルームの林間学校」KYOTO ART HOSTEL kumagusuku、京都
【お問合せ先】
634展示室(Roku San Yon Tenjishitsu)
〒185-0012 東京都国分寺市本町2-4-10東京武蔵野美術学院B1F
TEL:042-324-6899(東京武蔵野美術学院)
E-MAIL:634tenjishitsu@musain.co.jp
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