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EXHIBITION

『絵画の内と外』

 僕が画面に見出そうとしているものと、それとは無関係に画面に入り込んで来る(現れる)ものとの関係です。
 いうまでもなく私たち画家は、これまで絵画が歩んで来た時間の流れから逃れようもない影響を受けている訳ですが、それは、再現的な形象を描かずに『画面をひとつの現実として立ち上げる』ということです。絵画の現実とは、僕がキャンバスに絵の具を載せる、あるいは剥ぎ取る、時には逡巡するといった行為の徴として現れてきます。
 しかし一方で、制作とは視ること(思考)と描くこと(身体的行為)の葛藤でもあるので、進むにつれ『身体=行為』が反乱を起こすことが度々で、『視ること』はその都度修整を迫られます。
 僕が漠然とながら求めている絵画はそうしたプロセスを経て姿を現して来るのですが、そんな折々に考えさせられるのが『絵画の内と外』との関係なのです。

 

大友 洋司 Yohji Ohtomo
1960 北海道生まれ
1984 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
■個展
2024 d-lab gallery ( 飯能、埼玉)
2022 赤門塾ホール ( 埼玉) アートスペース羅針盤 ( 東京)
2021 「Silence」634 展示室(東京)
2019 「BLUE REFLECTION」634 展示室(東京)
2018 「絵画」たましんギャラリー(東京)
2018 赤門塾ホール(所沢)
2017 「PAINTINGS」634 展示室(東京)
2016 「Paintings 2016-Ⅱ」634 展示室(東京)
2016 「Paintings 2016-Ⅰ」634 展示室(東京)
2015 赤門塾ホール(所沢)
2012 白矢アートスペース(東京)
2011 赤門塾ホール(所沢)
2005 ギャラリー山口(東京)
2003 アートスペース羅針盤(東京)
2002 ギャラリー山口(東京)
2001 アートスペース羅針盤(東京)
2000 ギャラリー山口(東京)
1998 コート・ギャラリー国立(東京)
1997 胡椒亭(東京)
1996 ギャラリーGen(埼玉)
1993 ギャラリー日鉱(東京)
1992 なびす画廊(東京)
1992 胡椒亭(東京)
1991 胡椒亭(東京)
1988 ギャラリーQ(東京)
1987 ギャラリーQ(東京)
■グループ展
2024 森の中 美術館 ( 武蔵国分寺公園、東京)
2023 加藤栄吾と 仲間たち わたなべ画廊 ( 埼玉)
アートスペース羅針盤 コレクション展 ( 東京)
2021  阿部隆+大友洋司 アートスペース羅針盤(東京)
2019  森の中美術館 都立武蔵国分寺公園(東京)
2019 「ART SELECTION 2019」阿部隆・大友洋司(東京)
2017 「ART SELECTION 2017」 阿部隆・加藤栄吾・大友洋司 わたなべ画廊(埼玉)
2013 「絵画の在処」 阿部隆・渡辺伸・大友洋司 白矢アートスペース(東京)
2010 「情景ー痕跡」 渡辺伸・大友洋司 二人展 白矢アートスペース(東京)
2009 「所沢ビエンナーレ<引込線>」 西武鉄道旧所沢車両工場(埼玉)
2008 「所沢ビエンナーレ・プレ展<引込線>」 西武鉄道旧所沢車両工場(埼玉)
2007 「一つの平面を成立させることの困難をめぐって」 
    阿部隆・請川泰隆・大友洋司 三人展 白矢アートスペース(東京)
2004 「丸の内地区アートコレクション展」 東京ステーションギャラリー(東京)
2002 「文化庁買上優秀美術作品披露展」 日本芸術院会館(東京)
1995 「4人展」 東京都美術館A ギャラリー(東京)
1994 「VOCA 展」 上野の森美術館(東京)
1992 「思考形態」 千葉県立美術館(千葉)
1991 「現代日本美術展」 東京都美術館(東京)、京都市美術館(京都)
1990 「検証、そして…」 千葉県立美術館(千葉)
1990 「竹内義郎・大友洋司展」 なびす画廊(東京)
1988 「ロゴス展」、「エクスタシー展」 千葉県立美術館(千葉)
■AWARD
2001 文化庁買上
1991 現代日本美術展/ 大原美術館賞

【お問合せ先】

 

634展示室(Roku San Yon Tenjishitsu)

〒185-0012 東京都国分寺市本町2-4-10東京武蔵野美術学院B1F

TEL:042-324-6899(東京武蔵野美術学院)

E-MAIL:634tenjishitsu@musain.co.jp

 

 

 

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